元中国在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて中国に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系中国ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

(フェイクニュース)「中国でクリスマス行事禁止の動き」という嘘の報道

日本でもいわゆる「フェイクニュース」(嘘の報道)が増えましたね。
皆さんも今後は、報道内容に対してある程度疑ってかかった方が良いのではないでしょうか。

 

中国でクリスマス行事禁止の動き?


2017年12月22日の夕方、時事通信社が、
『クリスマス行事禁止の動き=「文化侵略」めぐり論争-中国』
という記事をネットにアップしました。これが発端となり、ネット上では「中国ではクリスマス禁止らしい」という話題で盛り上がっているわけです。

 

まず結論から書くと、これは中国全体における動きではなく、人々は日本人同様、今日もクリスマスムードに浮かれています。数日前から北京では、宅配便の配達員がサンタクロースのコスプレをしていますし、レンタル自転車のロック時のアラームもジングルベルに変更されています。「クリスマス行事禁止の動き」なんていうのはデタラメもいいとこです。

 

私は昔から「嘘」が大嫌いで、今回のネットニュースを目にして非常に腹が立ったため、思い切って知り合いの共産党員に聞いてみました。「just a bullshit」(ただのデタラメだよ)と笑われました。彼はキリスト教徒ではありませんが、既に息子さんへのクリスマスプレゼントは購入済みで、来年以降も同様だとのことでした。もちろん、党の指導部からそういった通達も特に届いていないとのことです。

 

そもそも北京の繁華街を歩けばわかりますが、外国人がものすごく多いです。そんな場所で「クリスマス禁止」なんて阿呆なことを言い出すほど中国の政治家たちは馬鹿ではありません。彼らの上澄みの多くはアメリカの一流大学で学位を取得しており、クリスマスがいかに重要な行事であるかもよく理解しています。今回の件はおそらく、田舎の無教養な政治家が勝手に言い出したことでしょう。

 

北京のクリスマス


今日は12月24日、クリスマスイブです。
普段なら週末でもたくさん人のいるうちの職場ですが、今日は誰もいません(笑)

 

事前に同僚たちに予定を聞いたところ、やはり日本同様、恋人と一緒に過ごすという人が非常に多いですね。プレゼントの交換なんかも習慣化しているようです。少し前から、クリスマスカラーを意識したファッションの女性社員も増え、本当に東京と同じだなというのが私の感想です。

 

もちろん、みんなキリスト教徒ではありませんし、私も違います。でも、私もこのイベントが大好きです。今年は何もありませんが、日本にいた頃は、大切な人と共にイルミネーションを見に出かけ、ケーキにシャンパン、高級ホテルにキラキラ光るプレゼント、まあ月並みに楽しんでいたわけです。この日が何の日かなんて、そんなことは問題ではないでしょう。ただ一つ確かなのは、クリスマスは一生のうちに数十回しか訪れないということです。若い頃に限って言えば、高々20回くらいなものでしょう。そういった限りある瞬間を思いっきり楽しむ、これはすごく素敵なことだと思います。

 

ということで、ぜひ皆さんも今日明日と、いい時間をお過ごしください。

 

最後に、近所のスーパー内に設けられたクリスマスコーナーで売られていたサンタクロースのぬいぐるみの写真を1枚貼っておこうと思います。

 

f:id:superflyer2015:20171224154217p:plain

 

それでは皆さん、メリークリスマス☆