元中国在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて中国に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系中国ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

北京首都国際空港から市街地までのタクシー料金と所要時間

皆様、新年明けましておめでとうございます。

本年も当ブログをよろしくお願いいたします。

 

ということで、2018年最初の更新なわけですが、今回はタクシーによる北京首都国際空港と市街地の間の行き来に関してまとめておきたいと思います。

 

北京首都国際空港から市街地までの移動手段


中国の北京市を訪れる際の玄関口となっているアジア最大の空港である「北京首都国際空港」ですが、市街地から結構離れた場所にあります。東京の中心部と成田空港の位置関係をイメージするとわかりやすいかもしれません。

 

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こちらの地図からわかる通り、空港は市街地の北東にあります。地図上に「北京市」いう表記がありますが、故宮や天安門はちょうどその文字のあたりに位置しています。

 

ということで、兎にも角にも、空港に着いたら市街地までそれなりの距離を移動する必要があるわけですが、移動手段としては、以下のようなものがあります。

 

  1. ホテルの送迎サービス
  2. タクシー
  3. 鉄道
  4. バス

 

上から費用の高い順になっています。

まず、ホテルの送迎ですが、まともなホテルなら基本的には送迎サービスを提供していますから、事前に依頼をしておけば利用可能です。ただやはり料金は高めで、タクシー料金の倍額もしくはそれ以上であることも珍しくありません。しかしながら、バックについているのはホテルですから、安心して利用することができるかと思います。

 

次にタクシーですが、これがやはり日本人にとっては最もポピュラーな移動手段だと思います。現地人的には高いので避ける人も多いのですが、日本のタクシーに比べればかなり安価で利用可能です。また、道路状況が特別悪くなければ、目的地まで最速で到着できる可能性が高いです。

 

鉄道に関しては、他の国と同じように北京にも「エアポートエクスプレス」があり、それを利用することで市街地までダイレクトにアクセスができます。運賃もタクシーに比べればはるかに安く済みます。ただ、「東直門駅」が終点でそこまでしか行けませんから、目的地によってはその後で地下鉄を乗り継いだりする必要があります。この移動手段を利用したい場合は、このことを踏まえてホテル選びをすると良いかもしれません。

 

最後のバスに関しては、私は利用したことがないのでよくわかりません。ただ、海外旅行に慣れていない人や中国語が一切できない人にはあまりお勧めできない、といった話は聞いたことがあります。

 

管理人お勧めの移動手段


基本的にはやはり、タクシーか鉄道ということになるわけですが、私はタクシーでの移動をお勧めします。

 

北京の地下鉄網は非常に発達していて、プラットホームも車内も綺麗に保たれてはいるのですが、地上階と地下階を行き来する手段が階段のみの駅がまだまだ非常に多いです。スーツケースを持った状態での階段の昇り降りは想像以上に大変ですから、やはりタクシーの方がメリットが大きいです。

 

あとは、上にも書きましたが、日本で普通に暮らしている方にとっては北京のタクシー運賃はかなり安く感じるでしょうから、ストレートに言えば、利用しない理由がない、ということになるわけです。

 

タクシーの利用方法


空港からタクシーに乗る場合は、必ず空港側が管理している正規のタクシー乗り場から乗るようにしてください。仮に白タクの利用を誘われても、絶対に断るべきです。ちなみに、正規のタクシーのナンバープレートには「京B」と書いてあります。

 

タクシー乗り場の場所ですが、入国審査及び預け入れた荷物のピックアップを済ませ、到着ゲートを出ると正面にエレベーターがありますから、それで地下一階まで降り、まっすぐ進めば見つかるはずです。分かりやすい案内もしっかり出ているので迷うことはまずありません。

 

なお、これは海外旅行の常識ですが、中国のタクシーももちろん自動ドアではありませんから、車のドアは自分で開け、降車時にはしっかりと自分で閉める必要があります。

 

次に、市街地からタクシーで空港に向かう場合ですが、ホテルのスタッフさんにお願いしてタクシーを呼んでもらうのが確実です。その辺の路上で流しのタクシーを手を上げて止めても全く問題ないのですが、北京市内では需要が供給を上回っているので、空車のタクシーを見つけるのが容易でないことも多いです。まあそうは言っても、根気よく待てば捕まえられるのですが、やはり確実な方法を選んだ方が良いような気がします。

 

タクシーの運転手さんに空港まで行きたい旨を伝えると、どのターミナル(第1から第3まである)かを聞かれるはずです。国際線の場合は基本的に「第3ターミナル」なのですが、「3」の中国語の発音は日本語と同じ「サン」ですから楽ですね(笑)

 

ちなみに、第3ターミナルの場合、こんな感じの場所でタクシーを降りることになります。

 

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所要時間と料金


タクシーを利用した場合の所要時間と料金ですが、北京市はかなり広いので、もちろんどこに行くか、どこから乗るかに依ります。

 

目安として、私が今回、年末年始の一時帰国で利用したケースをご紹介しておきます。

 

  • 市街地から空港:約55分で155元(約2,700円)
  • 空港から市街地:約50分で144元(約2,500円)

 

乗車(降車)場所なのですが、空港から見た時に天安門よりも直線距離で10km程度離れたところです。なので、北京を旅行で訪れる方は、これらの数字が「上限」だと思っておけば良いかと思います。

 

すごくざっくり言えば、「1時間程度」で「3,000円程度」と頭に入れておけば良いかと思います。ちなみに、これは深夜以外の時間帯の話なので、深夜の場合は2割程度料金が高くなります。ただ、逆に所要時間は短くなるケースが多いような気がします。

 

まとめ


今回は北京首都国際空港と市街地の間のタクシーによるアクセスについてご紹介させていただきました。

 

私は鉄道でのアクセスもタクシーでのアクセスももう何度も経験していますが、やっぱり相対的に料金が高い分、タクシーが楽だなと思います。地下鉄を利用して乗り継ぐ場合など、時間帯によっては非常に混雑しますから、飛行機旅の前後だと余計にしんどく感じるような気がします。あとは、北京の地下鉄利用時にはセキュリティーチェックもありますしね。

 

北京を観光で訪れる日本人は現状決して多くはないと思いますが、すぐお隣にある大国の首都ということで、ぜひもっと気軽に遊びに来て欲しいな、、、とまあ、そんなことを思いつつ今回は筆をとった次第です。

 

ちなみに、北京には世界中の有名ホテルチェーンが積極的に進出していて、質の高いホテルステイを楽しむにはもってこいな環境も整っています。アジアでは、やはり台湾や香港、シンガポールなんかが日本人の旅行先としては人気ですが、当ブログがきっかけで、北京に目を向ける方が少しでも増えたらいいなと願っています。