元中国在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて中国に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系中国ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

北京首都国際空港に指紋採取マシンが設置されました

最近外国から中国に戻ってきたところ、空港に見慣れない機械が設置されていました。

 

指紋採取マシン


先日、以下のような記事をアップし、外国人が中国に入国する際の個人生体識別情報の収集が強化された旨お伝えしました。

 

chinalover.hatenablog.com

 

あれからまだ大して時間は経っていないのですが、最近外国から北京首都国際空港に到着し、降機して入国審査のゲートに向かったところ、審査場の少し前にこんな機械が設置されていました。

 

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結論から書くと、どうやら審査場の混雑緩和のため、初めて入国する外国人はこの機械で先に指紋を登録し、その後で入国審査を受ける流れになったようです。ちなみに、このマシンの上部には様々な言語で案内が書かれているのですが、「中国入国時の個人生体識別情報の登録は義務であり拒否する者は入国できない」的なことが書いてありました。

 

最初、私はこれが何だかわからなかったので、とりあえず指示通りパスポートの個人情報ページを読み取り機にかざしたところ、こんな紙が出てきました。

 

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「A」というのは入国審査エリアにおける外国人用のレーンのことであり、「審査場で並ぶように」と書かれていますから、いつものように普通にその先に進み入国審査を受けました。私は既に指紋登録済みですから、どうやら機械で何かする必要はなかったようです。

 

ということで、既に登録済みの方は問題ないわけですが、未登録の方は先に指紋登録を済ませてから入国審査を受ける必要があるようです。

 

入出国カード


せっかくなのでご存じない方向けに簡単に書いておきますが、中国入国時及び出国時には、「入国カード」及び「出国カード」に記入し入国審査及び出国審査の際にそれぞれを提出する必要があります。

 

ただ、なぜかはよくわからないのですが、最近飛行機に乗っても機内ではこのカードをもらえないことが非常に多いです。以前は入国カードと出国カードがミシン目でつながったものが機内でもらえ、まとめて記入して入国審査の際に提出し、そこで返却された出国カードを出国審査の際に提出、といった感じでした。最近は、審査場の近くの台に詰まれているカードを勝手に取ってそこで記入してから提出、という流れであるケースが多いです。入国審査場の近くには入国カードしか置かれていませんから(以前は出国カードとくっついたものも置かれていた)、出国の際には忘れず審査場近くの台から出国カードを取り、記入して提出する必要があります。

 

変化の速さに注意


とにかく中国では何でもかんでも変化がやたらと速いです。私の職場でも各種手続きにおけるルールの改定なんかが頻繁にあります。ですから、我々はこのことを常に念頭に置いておく必要があります。

 

例えば、地球の歩き方等、北京に関しても様々なガイド本が出版されており、訪れる際にはそういったものを参照される方も多いはずです。ただ、執筆時点からある程度時間が経っているような情報はこの国ではあまり参考にならない場合が少なくありません。ですから、当サイトのような個人ブログを参照なさる際にも、当該記事がいつ執筆されたものなのか、日付をチェックする癖をつけることをお勧めします。

 

とまあ以上、今回は特に退屈な内容のエントリーで恐縮なのですが、誰かの参考になれば嬉しいです。ちなみに、今回は空港に関係した話だったわけですが、北京離発着の便の搭乗レポート等は基本的に私が運営する別ブログ(https://sfcmiler.hatenablog.com/)の方にアップすることにしていますので、もしよかったらそちらもチェックしてみてください。例えば最近の記事ですと、以下のようなものがあります。

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

私は普段空路での移動が比較的多いので、また何か変化がありましたらこちらでご紹介したいと思います。